
つれづれなるままに、日常感じたいろんなことを、コラムニストがお届けします。

こんにちは「わいんのお店萬」のソムリエです。毎日暑いですね。
よく冷やしたスパークリングワインや白ワインがとても美味しく感じられます。うちの店でも白ワインを飲まれるお客様が多くなられました。私もこの季節になると、白ワインをよく飲みます。ところで、ワインを美味しく飲むための温度をご存知ですか?よく耳にするのは、「白ワインは冷やして赤ワインは常温で」といわれているようですが・・・。でも、白ワインならすべて冷やしてもいいの?赤ワインは常温で飲むほうがほんとに美味しいの?そんな疑問を持ったことはないですか?一般的に日々飲んでいるような白ワインは冷やしたほうが美味しく飲めます。基本的にワインの適温は白ワインは8度〜14度で赤ワインは12度〜20度といわれています。家庭で白ワインを冷やす場合は冷蔵庫へ3時間も入れておけば適温になると思います。
しかし、白ワインでも高級なものや熟成したものは、手軽に変えるものよりもやや高めの温度で冷やした方がいいです。それは、温度が与える味わいの違いがあるからです。
温度を上げると
1.ふくよかで広がりのある香りに感じられる。
2.熟成感や複雑性が豊かに感じられる
3.酸味が丸く感じられる
4.渋味や苦味がやわらかに感じられる
温度を下げると
1.フレッシュ感が強く感じれる
2.フルーティな香りやフローラルな香りが強く感じられる
3.酸味がシャープに感じられる。
4.渋味や苦味が強く感じられる。
主なものとして、以上のようなことがあります。
これは、白ワイン、赤ワインとも共通の温度による感じ方の変化です。高級なものや熟成したものは香りや味わいが複雑なので、やや温度を高めにしてやることで本来そのワインが持っている風味を引き出してやるのです。とは言っても実際に飲む時にはそんなに温度に対して神経質になる必要はないと思います。赤ワインも最初の一口目を口に含んだ時、ひんやりとしたほうが美味しいと思えるので、野菜室に入れて少し冷やしたらいいと思います。そして、飲み始めたらビンはテーブルの上に出したままで飲んでいくとワインの温度が上がっていきます。すると風味も変わっていくのです。この温度とともにだんだんと変化する味や香りの違いを感じるのもワインの楽しみだと思います。
前のところでもお話しましたが、赤ワインの渋みは温度によって感じかたが変化します。ですから、買って帰ったワインの渋みが物足りなく感じたら少し冷やしてやるとやや強めに感じるので、自分の好みに少しでも近づけることができます。温度によってワインがどのように変化するのか気づくと今まで美味しくないと思っていたワインが実は風味豊かなワインだったと気づくかも知れません。
みなさんもワインの温度の変化による味わいの違いをぜひためしてみてください。